Magnificat
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私たちの愛しい娘 生まれてきてくれてありがとう
ここは君にとって とても辛い場所かも知れないけれど
私たちが 君を護るから
君が 生まれてきて良かったと思えるように
この世界の綺麗なところ 良いところ 愛しいところ 全て教えてあげよう
君は まだこの世界は見えないだろうけれど
この世界も きっと気に入ると思うよ
……愛しい私たちの娘 君が幸せでいてくれるよう
最初のプレゼントとして 君に贈りたいものがある
[マリア]

君の生が幸せでありますように 彼の方の守護がありますように…

19030606 ブリューソフ・ワリー

誕生日おめでとう マリア
今日も君が腕の中で生きている その奇跡を君と同じ名前の方に感謝する
夜が明けると まず君を抱きしめてその暖かさに安堵する
死の方が身近にある この東への道で君の暖かさ
私たちを生に止めている君が いつまでも私たちの隣にいてくれるよう
感謝をしよう 祈っていよう この幸せを
もたらしてくれる 君のために
鎖の音で眠りにつく 君が他の心地よい音があることを
教えてあげられるまで 気づくまで

どうか 彼の方のご加護がありますように

19040606 ブリューソフ・ワリー

誕生日おめでとう
この東の地に流れてから どのくらい経っただろうか
ついてから 数えていた月日もいつの日かやめてしまった
そのかわり 君がこの世に来てくれた日付を数え始めた

昨日は花 その前は青銅の飾りもの
君は私の世界の外から いろいろなものを持ってきてくれる
それを誇らしげにくれる君は その名の通り育ってくれたようだ
そのかわり 私は過去のものをあげよう
紙の束に書かれている知識 須磨に教わった小さな紙の作り物
私に残っている残り少ない時間を 君にあげよう
君は名前の通り 大切なものを失うのだから
その辛さも 乗り越えられるよう

同じ名前を持つ彼の方へ 祈ろう 君が強くなることを

19110606 ブリューソフ・ワリー

誕生日おめでとう
あなたにはこの声は聞こえているかしら
泣き虫だったあなたが 笑顔しか見せなくなったのはいつからかしら
以前は外ばかり行っていたあなただけど 今では私の傍らばかり
ずっと私の手ばかり握っている
「手を離すと どこかに行ってしまうのではないか?」
久々に聞く 眠そうな辛そうな声
大丈夫 今日はあなたの誕生日 ずっとあなたの側にいる
だから 今日はおやすみなさい
もう何もあげられない私だけど 祈るだけはさせてください

聖母様 どうか一日でも長くここにいさせてください
天国など行けなくてもいい 娘の側にいさせてください
私のかわりに この愛しい娘を覚えてください

19120606 橘 須磨

誕生日おめでとう
そう言ったら 目を丸くしていた
白い東の果て お前と同じ名前を持つ花の中で 安心したかの様なその笑顔は 何に向けられているのだろうか
自分の誕生日を思い出せたことだろうか 手の中に押し込んだ白い花か?
いや お前のことだろうから、自分の居場所が見つかったことだろうな
今日一つ贈り物をした この地で名乗るお前の名
[クワッサリー]
お前の両親が 大切にしてくれたお前の名を赤く汚す前に
もう一つの名前で被ってしまおう

出来るならば お前が銃を握る前に
この国を変えたかったよ
だけど それが出来ないなら
お前の身は俺が守りたい お前が幸せを掴むまで
どうか俺に守らせてくれ 俺の心の安らぎをくれたお前に出来るのはそれぐらい
どうか お前が幸せを掴むまで 悲しみが訪れぬよう
昔祈った人たちに祈ろう 今日だけは

10160606 ユーリー・ミハイル

誕生日おめでとう
初めて出会った日 なにも見ていないような瞳や傍観しているその口振りに 正直びっくりしたのだけれど
それは貴女の心を護る 一つの壁などだと知ったら安心しました。
冷たく敵に銃を向けるその瞳が 街中で凍えてる人たちの手を愛おしそうに頬にあてる時は 絶対的な安心感を与えていることに貴女は気が付いているのかしら?
この地で 貴女の名前と同じの人を貴女に見たと言ったら きっと信じないでしょうね

感謝します 貴女がここにいてくれること
感謝します ここで貴女に出会えたことを
貴女は信じてくれないかも知れないけれど 貴女のその心を必要としている街があるの
来てください 貴女の知らない故郷へ
貴女に何かあげられるわけではないけれど 貴女が貴女でいられる場所は作れます
できうるならば 貴女が心から生まれたことを喜べる日を作りたい
その為に今日は貴女は祝えない分 私が祝います

誕生日おめでとう 今度は貴女の前で言えるように
聖母様 今は彼女の分まで祈らせてください

19200619 藤枝あやめ

誕生日おめでとう
君がいることに
君がいる世界 太正を作ってくださった方に
君を生んでくれた ご両親に
君を包んでくれた 北の地の人に
導いてくれた ロシアの隊長に
日本に連れてきてくれた あやめさんに
彼女の居場所を護ってくれている 花組のみんな 華撃団の人々
彼女を一緒に祝ってくれる 彼女を愛しいと思う人たち

そして ここにいてくれるマリアさん
これほど幸せをくれた分 お礼を言います
誕生日おめでとう マリアさん
貴女が幸せでいてくれる分 幸せでいることが出来ます
だから これからも少しずつでも幸せになってください

誕生日おめでとう 君がいてくれて 私は幸せです
来年も次の年も こんな風にお祝いを言いたい
ありがとう 誕生日を祝えることに 深い感謝を

19990619 中原 陵成
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