ある日、駐車券欲しさでCDを買おうとしたとき、サクラ大戦の棚でCD「国定忠臣蔵」を見つけた。
私は基本的にドラマCDというのが好きだ。
昔、ラジオドラマが好きだったというのにも起因してるのかもしれないが、
CDドラマというのは声優さんの力量が出るものではないかと思っている。
サクラ大戦でもCDドラマが何枚も出ている。
興味はあるが、実際どんなものかわからないので今一つ買う勇気がなかった。
(もちろん、太正浪漫堂での散財でお財布の中身が淋しかったということもあるが(苦笑))
そして「国定忠臣蔵」である。面白そうなのだが、一つ問題があった。
レニが出ていないらしいのだ(結局それだけらしい(笑))。
どうせ買うならやはりレニが出ているのがいい。
他に並んでいたのは「少年レッド」と「リア王」。
「少年レッド」は帯の柄がずれていたため、出演者が確認できない。
「リア王」にはしっかりとレニの名前がある。
私は迷わずスペシャルボックスに入った「リア王」を購入した。
帰宅してすぐにCDを聞き始めて、驚いた。
まったく幕間のドラマがないのである。声優さんたちはあくまでも
サクラ大戦のキャラクターとしてリア王の芝居をしているのだ。
これはすごいことだ。「レニ」とか「マリア」とか「さくら」とか呼びあうこともなく
しかし、まるで花組の芝居を見ているように感じる。
改めてサクラ大戦のすごさを感じた瞬間だった。
中の解説書が帝都日報になってるのも気に入った。
これは楽しい、他のも聞いてみたい…
また、私のコレクター癖がうずき出した(笑)
「リア王」はもう一つ感動したのが、新曲の「ドリーム〜夢の1ポンド」である。
これは10分を越えようかという組曲なのだが…これは本当にすごい。
歌詞もいいのだけれど、とにかく歌ってる花組6人がすごすぎる。
まるでミュージカルの一場面を見ているような錯覚に陥るほどだ。
まだ聞いてらっしゃらない方はとにかく聞いてください。
でも…本当に一番喜んでたとこは…フィリップスとエドワードのラブシーンだとは
口がさけてもいえない(笑)