ドキドキ歌謡ショウ
その日は行き付けのレンタルビデオ屋が何箇月かに一度のサービスデーということで
何か借りようとフラフラと新着アニメビデオの棚を見ていると、そこに見覚えのあるイラストのジャケット。
そう。歌謡ショウ「つばさ」のビデオがあったのだった。これは見たい。
その場ですぐに借りたいところだったが、無情にもそれには貸し出し中の印が…
それから数日、ビデオ屋に通い詰め、やっと借りることに成功。
中のリーフレットを見ながら、「ふむふむ」なかなかみんな似合ってるなぁ…
などと思いながらビデオをセットする。もとより、某セーラームーンのミュージカルも
ビデオで見て好きな私。キャリアのある声優さんたちがやってるんだし、まあ…問題ないだうろ。
そのぐらいの期待で見始めた。
しかし、それはすぐに間違いであったと気づかされた。
冒頭の衣装をつけた出演者のみなさんのインタビュー。
これは…サクラの世界そのもの…。素晴らしい。まったくキャラの魅力を損なっていない。
ここで、私の期待は一気に高まった。
「これは思っていたより、ずーーーーーっとすごいもののかも…」
結果はYESだった。
オープニング、戦闘服姿の花組6人が歌い踊る、そこには確かに帝劇花組の6人がいたのだ。
これはものすごい感動だった。ゲームの世界でしか存在しないはずの
帝国歌劇団花組の舞台をビデオとはいえ見ているのだから。
私はすぐにビデオに釘付けになった。
新着ビデオのため2泊3日しか借りていられないビデオを、何度も何度も見返した。
見るたびに感動する、楽しくなる、ワクワクする。
これもしっかりとしたキャラクター観というものができているからなのだろうか。
あっというまに夢のような時間はすぎて、テープを返却する日がやってきた。
数日後、はじめていった太正浪漫堂でビデオを購入したのはいうまでもない。
今年は是非、生で歌謡ショウを体感したいと思っています。
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