第3回歌謡ショウ観劇記

其の六:すごい、オールスターキャストだ(^^)

今回はかなり前回と続く感じのシーンから始まるので
本当なら続けた方がいいのかもしれなかったんですけどね…
ここも書きたいことが一杯ありそうだから…結局分けてしまった…ごめんなさいm(__)m

幕が下りたあと幕の前に残ったかえでさんの独白から幕間がはじまる。
「これで帝国華撃団は大丈夫」そういうかえでさんは
本当に帝劇の責任者という貫禄さえあった。
そして、白いフレアスカートを翻しつつ、「信じあうこと」を歌い始める。
前半の静かな部分が終わり、曲がアップテンポになったところで幕が上がる。
幕が上がるとそこはサロン。下手ではソファーに座った大神に、隣のソファー越しに
微笑みながら話しかけるマリア。下手のソファーでは織姫と紅蘭とアイリスが語らう。
そこにレニが階段から下りて来るとアイリスがそれに駆け寄る。
そんな帝劇の日常風景の中でかえでさんが歌い始めると
みんながそれにあわせるようにリズムを取り始め、踊りの輪ができてくる。
はじめ首を横に振っていた大神にマリアが手を差し出し、アイリスが手招きする。
そして、全員がバックで踊りだした。これは今までの歌謡ショウではなかった情景である。
はっきりいって驚いた。今までの歌謡ショウでは他の人の曲のバックで踊るような
余裕はみんななかったにちがうない。やはり三回目ということだろうか。
楽しそうに踊る六人がなんだかうれしい。
さいごはかえでさんの後ろに一列になってラインダンスまで見せてくれた。
なんだかあっけにとられてしまった。

かえでの曲が終わると、また日常に戻る花組の面々。
そこに金田先生を連れてカンナとさくらが現れる。
金田先生から帽子を受け取り匂いをかいだアイリスが顔をしかめるのがかわいい(笑)。
まだ金田先生の脚本が上がっていないことをしり驚く面々に、
公演が延期にできると思い満足気なカンナだったが
すみれの足が治ったこと、親方も戻ってきたことを聞くと一転して大弱り。
せっかく公演ができるようになったのに、脚本ができていないのだ。
そこへ紅蘭が下手から大きな機械「ピカッとひらめきくん」を持って登場。
半信半疑の面々だが、ここはそれを使うしかないといやがる金田先生にヘッドギアを
かぶせてしまう。得意げにスイッチを押す紅蘭。心配そうにみんなが見守る。
レニなんて階段の手すりの隙間から見てたりして本当にかわいい。
そんな中、「おお、ひらめいた〜」ととたんに本を書き始める金田先生を残して、
紅蘭が舞台中央へ進み出て、「ひらめきのうた」のはじまり。
舞台上の花組の面々ももちろんバックでダンスに参加。
マーチのリズムに合わせてちょっとロボットちっくな振り付けが面白い。
曲の最後にさしかかるころになると機械から不吉な白い煙があがりはじめ…
「♪爆発をおそれない〜」のところでは全員片耳を塞いでいたり(笑)。
そして曲が終わるとともに大爆発。
しかし、間一髪、金田先生の原稿は無事にできあがっていた。

幕間。すっかりやる気の琴音に菊ちゃんが無事紅蜥蜴の公演が出来るようになったことを
告げる。しきりに悔しがる琴音だが、来年は自分たちが主役だと言い残し退場。
すみません…ここあんまり覚えないかも…二度目に見たときには
次のシーンが楽しみであんまり見てなかった…(^_^;)


というわけで幕が開くとそこは浅草。祭り囃子が聞こえる中、かえで、マリア、さくらが浴衣で下手から登場。
三人の手には湯桶が。上手のそば屋から出てきた金田先生と挨拶を交わす。
余談ですが…。五日の日には金田先生の台詞に
「湯上がり美人が三人いいげすねぇ。」みたいな台詞があって…私はイスからすべり墜ちそうに
なりましたが…残念ながら(?)ろざ番頭と見た千秋楽ではその台詞はありませんでした。
三人が金田先生の出てきたそば屋に消えた後、同じく浴衣姿の織姫が下手奥から登場。
反対側からはダンディ団のみなさんが御輿をかつぎに行くとのこと。
祭り気分に浸っている織姫の後ろから、今度は紅蘭、アイリス、すみれ、レニが浴衣で登場。
アイリスだけは帯ではなかったですね。レニはなんだかうれしいような恥ずかしいような
なんだか「パタパタ」という擬音を付けたくなる感じで出てきました。
そんな姿に振り返り微笑むすみれ。すっかりすみれとレニは仲良しさんでした。
そこにマリア、かえで、さくらの三人もやってきたところで花火が上がる。
すると織姫が舞台の中央に進み出くる。織姫もはじめての浴衣にはしゃいでる感じがでていて
とてもかわいかったです。そして「日本の夏、すばらしいデーース」
(だったと思う…ごめんなさい。ここレニとマリアしか見てませんでした(^_^;))
の言葉を合図に「私の夏」の始まり。
バックでは花組の面々が浴衣で踊る。そこにダンディ団のみなさんが担ぐ御輿が下手から登場。
ダンサーさんに肩車されて(笑)祭り半纏姿のカンナも登場して花組勢揃い。
少し盆踊りチックなバックダンスを披露してくれました。
すごくいい感じだったのだけど…五日の日は前回にも触れたように
音響が悪く、織姫が歌うとひどくハウリングしてちょっと困りましたね…
でも、浴衣姿が素敵だったから…まあいいか(^_^;)
最後は背景に花火が写って、みんなで公演の成功を誓って幕。

やっと…やっとだよ…もう少しおつきあいくださいね(^_^;)


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