第3回歌謡ショウ観劇記

其の二:大事件勃発、花組の危機?

幕が上がるとそこは中央に電飾に縁取られた大階段がそそりたつ帝劇の舞台。
舞台上にはポーズを決めた花組の面々。
男役のマリア、カンナ、レニは青のスーツに左肩から右下へとピンクのリボンが掛けられたもの。
女役の衣装はのピンクのフレアワンピースに右肩から左下へと青のリボンがかけられそれが
大きく背中で結ばれている。どちらもスパンコールでキラキラと輝くきらびやかな衣装
オーケストラの演奏に合わせて優雅に踊る姿にもう、ただ、ただ感激(T.T)。
二手に分かれてすれ違う時にさくらとすみれが接触。
今までの二回は最初の曲はあまりストーリーと関係なく普通に歌っていたので、
一瞬ハプニングかと思ったものの、二度目の接触ですでに芝居が始まっていることがわかりちょっと驚く。
舞台ではその接触がおもしろくなかった、すみれさんが舞台の柱に八つ当たり
して壊してしまう。心配してすみれの元にかけよる他の団員たち。
そしてここで大階段から素早く駆け下りてすみれの後ろの少し高くなった台の上から
心配そうにのぞき込むレニを発見!「どうしたんだッ!」と一瞬おののく(苦笑)
マリアが「大丈夫なのね。」と確認するとホッとしたように微笑むレニ。
か、かわいいじゃないかッ!o(>< )oo( ><)o(←すいません理性を失っています)
一方、カンナはしきりに倒れた柱の方を心配するので、すみれはどうにも面白くない様子。
マリアの「30分休憩にします。」の声で幕が下り、下手から新コスチュームのかえでさんが登場。
白いフレアースカート姿のかえでさんは今回は副指令というより、劇場経営者のような役回りになってました。
上手から休憩中のさくらがやってきて「舞台にも少し慣れた…」という話。
さくらが下手に消えた後、上手からすみれが登場。主役になったことへのお祝いをいいながらも、
練習をがんばるようにいうところなんか、すっかり責任者の風格でしたね。
しかし、それで面白くないのはすみれ。みんなをおどかそうと足をケガした芝居を初めてしまう。
おろおろしているさくらに「民間療法は止めた方がいい」といいながら、手早くレビュウの衣装の上着を脱ぎ
すみれを気遣うレニ。…かっこいい…でも、いったいどうしちゃったのかと最初は驚くばかり(笑)
続々とサロンに戻ってくる花組の面々に、すみれは「倒れてきた柱にぶつかって足をケガした」
と言ってしまう。織姫は最初文句を言っていたが、それを聞くとそれが本当なら大問題だと部屋を出ていく、
紅蘭は松葉杖を作るというので、変なものを作らないようにとアイリスがそれに続く。
一方、すみれはカンナの肩を借りて(もちろん現実はカンナ役の真弓さんの方が背が低いので
かなり無理な体勢になり、会場の笑いを誘うことに…(笑))退場。
舞台中央に残されたかえでとマリアは顔を見合わせて小さく首を振り暗転。幕が下りる。

幕間、上手から大道具係である親方が登場。そこに下手から織姫が現れ、
すみれが舞台上の柱が倒れて足にケガをしたことを聞いて、親方はそのまま「申し訳ないことを」
といいながら走り去ってしまう。織姫もあわててそれを追って退場。
そこに上手の舞台下に琴音さん登場。今年のテーマは「優雅」だということで
羽根扇子をパタパタとさせているところえ、客席の後ろから菊ちゃんが走ってきて、
すみれのケガを伝える。今こそ薔薇組が主役になる時だ、ということで
こっそり手名付けておいた楽団とダンサーを使って新曲「ウ・チャ」を披露。
気持ちよく歌っているところへ、松葉杖の構想を練る紅蘭とアイリスが登場。
最後はお約束、紅蘭の「バズーカくん」で琴音さんが飛ばされて幕。

って…今日はこのぐらい…って本当にこのレポート終わるんだろうか…不安になってきた(^_^;)


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