初草
このツリーは、NIFTYのパティオ真神学園寮にてBB.さんと現在も続いている美里 葵嬢に関しての考察です。
今回は、BB.さんと主催者であるCRSさんのご好意で掲載させていただきました。
生粋の葵ファンであるBB.さんと雪乃ファン、だけど葵もある意味気になる中原の各視点から見た葵論。どうぞお楽しみください。
01995/02020 ******** BB. 美味しい魔人外伝【葵限定編・陽】
( 1) 98/11/16 02:55《最初に》
文中に適宜馬鹿を読み取りつつ読了して下されればそれに越したことがあり
ませんが、全くそのまま共感を持っていただけるのもそれはそれで嬉しく思い
ます。長文ですがよろしければ最後までどうぞ。
美味しい魔人企画の外伝ないし異端児として啓上。
個人的に葵の場合は感情入力単体でなく、その前後の流れや話のつなぎなど
も欠かすべからざるものとして捉えております(つまりそれだけ重症度が高い
訳だと(苦笑))ことから、今回こういう形式で書きました。また、一回こうや
って【葵編】として書き出してみたかったですから。
美味しいか美味しくないかとするならばホヤの塩辛などの珍味の如くむしろ
美味しくないと感じる方が多いかと思いますが、こんな感じが自分にとってベ
ストな流れですね。演出過多でVividで…という。
徐々に盛り上がっていくも善し、初っ端から全力投球するも善しといった自
由な展開と可能性を許しているゲーム内容は俺が何回もプレイする原因の最大
のものです。
感情入力単体については後日あらためましてみね様の『美味しい魔人…』に
役立つように整理し、アップするつもりです(その折にはよろしくお願いしま
す、みね様)。《第一話》
初っ端から葵に”愛”、これで彼女が意表を突かれて困る姿を見る。
次に小蒔の「葵みたいなタイプが好みじゃないの?」などの2人の前途を応
援してくれる数々の有り難い言葉には素直に”喜”、これで葵にアピールしつ
つ佐久間を怒らせることが可能。どうせ佐久間には後で葵の事で因縁をつけら
れるので、ここは後腐れ無く思い切り自分の想いを開陳して彼の怒りに油を注
ぐ。
昼休みも葵に”愛”で、あえてもう一度戸惑わせてしまう。
こうやってきわめて印象深い転校生として、葵に強烈な第一印象を与えるこ
とが可能。黄文字で音無しなどは気にしない。
《第二話》
マリア先生の呼び出しを無視し、葵をラーメンに誘ってしまう。無論”愛”。
ここで頬に手をあてる例の仕草が見られる、例によって黄文字で音無しなのは
全く気にしない。
旧校舎では当然抱き起こす。このあたりから単なるクラスメートそして転校
生と生徒会長だった2人の関係に微妙な何かが垣間見えてくる(かも知れない)。※この辺で一回潜って黄龍菩薩陣5回で黄文字をフォロー
《第三話》 予定での会話「一緒に頑張ろう」
裏密の剣の予感に不安を懸念する葵に”愛”。
偶然か否かそれは問わず校門の前で最後に2人きりになってしまったのを幸
いに葵を待ち合わせに誘う。強引なのは今にはじまった事でないので気にしな
い。
偶然か否かそれは問わず一番最初に待ち合わせ場所で2人になってしまうの
を幸いに葵の悩み相談に”愛”。
相談の内容の重点が彼女自身の力のことなのかそれとも旧校舎で彼女を抱き
起こしたことなのかやや不明瞭な相談を聞きつつ、桜散る中で思わず抱きしめ
てしまっても(”愛”)全く差し支えない。かなり重要な余談として、上手く
やれば抱きしめた瞬間に「名字+くん」から「名前+くん」に変化することが
出来、それが決まった場合はそれなりに堪らないと思われる。《第四話》 予定での会話「葵の方が好き」
醍醐と一緒に葵を下校寄り道ラーメンに誘い(”愛”)、ついでに暴走して
「私の話じゃなくてアン子ちゃんの話…」とたしなめられてしまい(”愛”)
スタート。
無論渋谷へは葵を連れて行く。
唐栖の寝言にはきちんと”怒”っておく事。《第五話》 予定での会話「自分がついている」
相変わらずの小蒔の暖かい心遣いの同意フリに感謝しつつ”愛”で葵の身を
案じ、杏子の夢判断終了後即葵を受けとめ小蒔の信頼に応えて抱きあげて霊研
へ行く。この時京一の「俺が…」の申し出は丁重に無視。
高見沢の問い(「その子、あなたの彼女ォ〜?」)には公衆の面前であるが、
そろそろこの辺で2人の関係について今後の方向性を明確にしておく必要性が
ある為に敢えて”愛”で答えることが肝要。
嵯峨野の寝言にもきちんと”怒”っておく事。《第六話》 予定での会話「葵は大丈夫か?」
醍醐に「一緒に来てくれ」と言われては断れないので醍醐と行く。この先は
ゲーム中で醍醐屈指の名場面のひとつであり、これを外す訳にはいかないので。
葵のことは特に無し、これは醍醐の話なので仕方が無い。
ただ比良坂との新宿公園の出会いでやや内心に焦りを感じたり、杉並の廃屋
前で「いいわね、男の子って」と言われて少し照れてしまったりするのは一向
に差し支えないものとする。《第七話》 予定での会話「ある」
第六話に引き続き今度は比良坂メインの話なので仕方が無い。
教室で葵に生徒会だと言ってフられ、次に放課後残って彼女を探したらマリ
ア先生と出かけてしまっているとフられ、まるでツイていないがそれもまた青
春と割り切ることが肝要。《第八話》 予定での会話「側にいてくれ」
ここで初めて例の曲(葵之舞?)が奏でられるのをまずは2ループ程堪能。
皆との待ち合わせの前の葵の話は大事な内容なのでちゃんと聞く(”愛”)
こと、そして相談が迷惑でない意もしっかり伝える(”愛”)こと。ここはか
なり重要。
プールに着いたらひたすら待ち、葵の水着姿を愛でる。この場面は”喜”く
らいがいいのではないかという可能性は完全無視。
一緒に探索に行きたいという葵の願いを受け取って(”喜”)、青山墓地地
下で水に滑った葵を抱きしめてしまう時はもう以前の関係とは違った2人なの
は今更言うまでも無く、故にここは公衆の面前ながら”愛”で構わない。むし
ろそうしても良い頃合である。そしてここで「名前+くん」から「名前のみ」
になるのが決まるとストーリー的にも自己満足的にも申し分無い(前の戦闘中
方陣技で調整可能)。
水角様との戦いの後、水岐に少々嫉妬しつつ葵への想いを再確認してシナリ
オ終了。もちろん例の曲は再度2ループ堪能。《第九話》 予定での会話「デートしよう」
買い物の待ち合わせの時、2人の後援会長である小蒔の前で”愛”。そのお
言葉に甘えて葵の買い物を先にする。日記は花柄でも自分の好みのものでも差
し支えない、どれでも葵は快く使ってくれることと思われる。
葵をアランから力強く護り(”愛”)、アランに対しては同じ女性に想いを
寄せる好敵手の礼をもってきちんと怒っておく。ただ、ここまでこういうプレ
イ経過を辿ってくるとアランが他人と思えなくもなろうが心をオニにして毅然
とした態度で臨む事。
最後に小蒔の「夏ももう終わりだね」で色々あった今年の夏を想うのもまた
一興。《第十話》 予定での会話「葵にあえていい」
小蒔に御守りをわたした醍醐を京一と(暖か〜く)見守りつつ、葵の「醍醐
と小蒔はお似合い」発言には心底から”喜”んでしまう。
あとは醍醐と小蒔の話であり特に無し、事実それどころでもない。《第十一話》 予定での会話「心配するな」
醍醐捜索に杏子の力を借りに行った際に葵の積極果断な一面を見る事が出来
るので(しかし非常事態だとしても、部員ひとりしかいない部に新品のパソコ
ン予算を生徒会長権限で組んでも良いのだろうか?)、まずは京一と別れて小
蒔と葵と行動をともにする。
そして新聞部部室を飛び出した京一を追って屋上へ行きまずは”愛”、次に
「醍醐は俺たちのことを仲間だと思ってなかったってコトか…」に”怒”・・
・・は葵には無関係にせよやっておいて絶対に損は無い、閑話休題。
新宿中央公園で葵からの「大切な人を護ることは出来るか?」の問いには様
々な意味と気持ちを込めて”愛”、これは何も葵へのことだけには限らないこ
ととして。
第十話に引き続き今回も醍醐と小蒔に主人公とヒロインの座を譲る、長い一
年なのでこういう時が有っても良い。《第十二話》 予定での会話「無事で良かった」
速攻でジルと手下を叩きのめして、京一の強行手段の後できっちり葵を受け
とめる。学ラン着せてすかさず”愛”。その後京一を牽制しつつ葵の着替え完
了を待つ、この際余計なことを考えてはならない(あくまで基本的に)。
いつもお世話になっているのに忍びないが、あえてマリア先生は助けに行か
ない…というか行けない。
庇って怪我した葵には”怒”混じりの”愛”。第十一話での「大切な人を護
ることが出来るのか」の答えなのかと思えども・・・・なるべくこういう危な
いことはしないで欲しいのも半分。
いきなりマリィを家に連れて帰っても「父も母も許してくれる」そうだが、
この娘にしてその両親ありきと言えようか(本当にあっさり許してくれそうな
気がする)。《第十三話》 予定での会話「自分がついている」
再三再四の小蒔からのお気遣いを有り難く頂戴して葵を送る(”愛”)。こ
こで京一から「送り狼になるな」と気遣われるが鬼道衆のおかげで大丈夫なの
は後述の通り。
裏通りに入って気弱になる葵に”愛”、そしてこれからいよいよという時に
以後数度にわたって繰り返される野暮極まりない「ちょっと待った」の第一回
目が襲来するのでさっさと片付けた後、表通りまで葵を送る(別れ際に”愛”)。
翌日の学校で相談したい事があるという葵に快諾(”愛”)し、保健室に行
くのにすらわざわざ「手伝って」という小蒔にも快諾し、トドメの「残る?」
にも更に快諾してしまうあたりはもう小蒔様々であるがそれはさて置き。
保健室での葵の相談にはどう答えるのかは人それぞれ。
目黄不動の前で倒れた葵を抱きあげて(←確定推測)桜ヶ丘中央病院に行き、
岩山院長に追い出される間際にさり気なく”愛”。
等々力不動境内で九鬼と五人衆を速攻で葬り去り御堂の中の葵を救出、京一
が醍醐をブン殴った第十一話の故事に習って難儀な葵を抱きしめる(”愛”)。陽の編終わり
02116/02118 ******** 中原 陵成 RE:美味しい魔人外伝【葵限定編・陽】
( 1) 98/11/21 22:45 01995へのコメント
#1995 BB. さん
こんばんは、中原 陵成です。凄いですね…いや、ここまで徹底すると気持ちいいですね。
私のセカンド主人公とほぼ一緒(笑)
とは、いってもこちらの場合、わざと素っ気ない対応も多々してます。
見ない振りをしてやることも、愛情の内(苦笑)
小蒔相手には、悪友として[喜]を標準。小蒔の信頼なしに葵の愛情は得られませ
ん(苦笑)
京一相手の軽い話は、葵の居ない間にこっそりと、醍醐のまじめな話にも適度に
つき合います。
自分と葵の立場の違いを少し出しつつ、守る相手ではなく、葵が居ることで、自
分が進めると言うことを出しながらのプレイですね…陽では。
12話では、女性陣が心配と言うことで残り、護って貰ったら、感謝の意味も込め
て[愛]。小蒔もマリィもこのくらいは許してくれるでしょう(笑)13話のラストには、自己犠牲をするなと言いながら、怒り混じりの[愛]。
この後暴走主人公は、ラストに向かって一直線(^^;
本領の雪乃に関しては…もう少し待ってください(苦笑)
02130/02172 ******** BB. 口説いてこその葵
( 1) 98/11/22 02:16 02116へのコメントお久しぶりです中原 陵成様。
常々CRS様他の皆様と為されている武器や武道の専門談義は興味深く読ん
でおります。
この間職場のインターネット環境を使用(つまり私用)して真神庵からリン
ク辿ってHP初めて拝見いたしました。別発言でCRS様にも書きましたが「口説くようなアプローチ」への欲求が
他の皆様より大きいことから、”愛”の感情入力をきわめて広範囲に解釈して
使用する形になりますね。
全ての言葉の中に口説き的要素を含ませて葵嬢の内面にある密かな情熱を喚
起する、とでも言ったらもっともらしいでしょうか。真神学園のゾロ(笑)。
傍目から見れば無茶なことだとは承知の上で、それを許してくれる魔人のゲ
ームシステムで楽しく遊んでいます。》自分と葵の立場の違いを少し出しつつ、守る相手ではなく、葵が居ることで、
》自分が進めると言うことを出しながらのプレイですね…陽では。確か予定入力画面の会話で「護ってやる」みたいなものが最初の方であった
と思いますが選べませんね。
俺にとって彼女は護る対象としての弱い存在ではありませんから。》13話のラストには、自己犠牲をするなと言いながら、怒り混じりの[愛]。
「自分が他人を必要としているように、自分も他人から必要とされている存
在である」という基本的に大切なことを忘れないで捨てないで欲しいその想い
を込めながら、怒り混じりの”愛”。
頭ではわかっているのに、いざとなったら…という難儀な女性です彼女は。
第十二話のトニーの狙撃はまだ仕方が無いとして、第十三話のあれはある意
味クリスマスの「お友達でいましょう」よりずっと痛みます。》この後暴走主人公は、ラストに向かって一直線(^^;
陰ディスクでは『葵之舞』の曲が使用される場面でどうも効果的でない気も
ささやかながらしますが、クリスマスの笑顔と卒業式の生真面目一本な今更な
がらの告白があります(ってこれは陽ディスクだけど(笑))からそれもまた善
しで。》本領の雪乃に関しては…もう少し待ってください(苦笑)
あくまでも「本領」であって「本命」とは違うと解釈しますがよろしいでし
ょうか(馬鹿)?
それにしても俺に何を待てとおっしゃるのか、謎は謎のまま期待しちゃいま
す(もしかして「美味しい魔人外伝【雪乃編】」を…)。葵の話が出来て嬉しい BB.
02250/02251 ******** 中原 陵成 口説きの距離
( 1) 98/11/25 23:41 02130へのコメント#2130 BB. さん
こんばんは、中原 陵成です。> 常々CRS様他の皆様と為されている武器や武道の専門談義は興味深く読ん
>でおります。
私も初学者ですから、本当に限られた知識か無いんですけど、お役に立てれば幸
いです。> 別発言でCRS様にも書きましたが「口説くようなアプローチ」への欲求が
>他の皆様より大きいことから、”愛”の感情入力をきわめて広範囲に解釈して
>使用する形になりますね。
> 全ての言葉の中に口説き的要素を含ませて葵嬢の内面にある密かな情熱を喚
>起する、とでも言ったらもっともらしいでしょうか。真神学園のゾロ(笑)。
> 傍目から見れば無茶なことだとは承知の上で、それを許してくれる魔人のゲ
>ームシステムで楽しく遊んでいます。
自分の中で「もうそろそろ、相手も自分のことを…」と測りながらやるプレイが
とても楽しくてたまりません(笑)
愛が重すぎてもいけないし、軽すぎてもいけない。そんな感じです。> 確か予定入力画面の会話で「護ってやる」みたいなものが最初の方であった
>と思いますが選べませんね。
> 俺にとって彼女は護る対象としての弱い存在ではありませんから。
何かと心配をかけてくれる彼女だけど、やっぱり一緒にいたいから構いたくなる
し、本心が知りたいからからかってしまう。
主人公が自然でいられるのに欠かせない人でもあります。> 頭ではわかっているのに、いざとなったら…という難儀な女性です彼女は。
> 第十二話のトニーの狙撃はまだ仕方が無いとして、第十三話のあれはある意
>味クリスマスの「お友達でいましょう」よりずっと痛みます。
お友達で居ましょうと言うのは、以前どなたかとの話で書いたんですが、彼女が
主人公を縛りたくなくて身を引くパターンと解釈してるんで、どっちも辛いんです
けどね(笑)
もういいから、このままでいさせてくれ!と言って抱きしめてるんだろうなぁ…
家の主人公(笑)> 陰ディスクでは『葵之舞』の曲が使用される場面でどうも効果的でない気も
>ささやかながらしますが、クリスマスの笑顔と卒業式の生真面目一本な今更な
>がらの告白があります(ってこれは陽ディスクだけど(笑))からそれもまた善
>しで。
卒業式の告白より、13話終了時の告白の方が心にしみたのは私だけでしょうか?> あくまでも「本領」であって「本命」とは違うと解釈しますがよろしいでし
>ょうか(馬鹿)?
そうですねぇ…いまでも、雪乃が一番なんですが。
葵も全く別の意味で惚れてまして、全然違う主人公を作成したほどの馬鹿者です
から(笑)> それにしても俺に何を待てとおっしゃるのか、謎は謎のまま期待しちゃいま
>す(もしかして「美味しい魔人外伝【雪乃編】」を…)。
ふふふふ…それは秘密(^^)
02337/02341 ******** BB. 陽ディスク第十三話そのほか
( 1) 98/11/30 00:12 02250へのコメントどうもです中原 陵成様。
今回(に限らず)かなり暴走気味ですことをお断り平伏。
今回(に限らず)仲間のことはさて置きます、主人公と葵の話として。》卒業式の告白より、13話終了時の告白の方が心にしみたのは私だけでしょうか?
そこに到る過程と気持ちそしてその想いはそちらとは当然異なる・また違う
でしょうが結論のみは俺も同感です。
葵が彼女の人生でいつか直面しなければならなかった菩薩眼とそれにまつわ
る過去の因縁、それを葵と一緒に見つめて立ち向かい越えていったことへの充
足感と手応えからくる絆の静かな一段落としての第十三話とその終わり。
また、告白のみにとどまらず、シナリオの全体をもってしてウチの場合は葵
と主人公の今後の有りようを決めたこちらからの”愛”と彼女からの答えかと
も思い。
その時あればこそ、初回プレイ第二十一話で「なんでよ?」だけで済みまし
た。その「なんでよ?」の意味も「あそこまで盛り上げといて落とすか?」と
いうよりも「何故葵は一歩踏み出してくれなかったか?」の方が気になって気
になって仕方がありませんでしたね。告白要素のある諸ゲーム(曖昧な表現(笑))
で、そんなこと考えたのは初めてで、はっきりとキました。
そして今に至ります。余談としまして第十三話に色々と思う部分がありますのは、九角は主人公と
葵が闘うべき敵と専ら認識しているのに対して、柳生は父親の世代からの「陽
と陰の戦いに終わりは無い」ことでの敵という印象があり、ふたりの闘いの相
手としては九角の方が存在が強い所為もありますかね。葵とそして仲間達と闘う「己が闘い」の相手は九角、陰陽宿世の闘いの相手
は柳生だと。そして陽と陰の戦いに終わりは無いそうですから、いずれはまた柳生みたい
な存在が主人公の子や孫の世代に顕現するのかとも思います。
その時にはまた葵とふたりで両親ないしは祖父母として大いにでしゃばりた
い、そんな未来も考えたりする馬鹿者BB.でした。病膏肓、治癒可能性無 BB.
02394/02395 ******** 中原 陵成 宿命の重さ
( 1) 98/12/02 23:36 02337へのコメント#2337 BB. さん
こんばんは、中原 陵成です。ある意味暴走葵論なので、ご注意のほどを。
恋の陽、愛の陰と当方呼んでおりますが。
陽のディスクで自分との対面。彼女を包む現実の崩壊、彼女の隠れた面を映し出
す少女との出会い別れ、そして彼女の奥底にある血の因縁。
全てが陽ディスクに集中しています。
その中を常についていたのが主人公と思われます。
自分の中のかえられないものとして主人公が存在するわけで。続いての陰ディスクは立場が逆転してまして、今度は主人公の方の流れがおきます。
その中でどれだけ彼女自身が主人公の力になれるか?そのテーマに尽きると思い
ます。
私の中の葵は、主人公が気を抜いた途端に後ろ向きにダッシュする人ですから(笑)
ここで一つ、主人公サイドに考えることがあります。
13話なのですが。菩薩眼というのは、覇者の傍らでその慈悲により民を救済する役割が与えられて
いますが、覇者と菩薩眼。既にこの二人は相手でしか孤独を埋められることがない
宿命を負っています。
が、
そうなるかどうかを選ぶのは、主人公の心がけ次第というか心の持ち方ですね。
宿命を選んでしまっては、葵を縛り付けてしまうと言う考えもできますし。クリスマスで振られるのは「主人公を宿命に縛り付けたくない」という彼女なり
の優しさという捉え方も十分出来ます。出来るならば、葵と結ばれても過去の菩薩眼と同様の運命を辿って欲しくないも
のです。
彼女の救いは主人公にしかできませんから。宿命の通りなら。一番は勿論雪乃。葵の愛は又別次元。
02423/02424 ******** BB. 陰ディスク第ニ十一話その他
( 1) 98/12/04 01:21 02394へのコメント長々お付き合いくださいましてありがとうございます中原 陵成様。
暴走(と俺は思っておりませんが)だろうとなんだろうと、美里 葵という
女性へ他の方がどのような想いを持ちかつ寄せているのか、彼女をどういう女
性だと考えているのかを知るのは大いなる楽しみですので、今後も御都合よろ
しい限りお付き合いをお願いします。
今回こちらからのレスは葵本人への言及とは異なった内容ですが。》恋の陽、愛の陰と当方呼んでおりますが。
俺もそう思っておりまして、更に陽陰で葵の流れと主人公の流れが存在する
ということも同じく思っておりました。
「話の流れからしていずれ使うこともあるネタだよな、これ」と暖めており
ましたが、そちらのようにクリスマスのごめんなさいまでをも愛の一環として
考えられぬ故のかなしさと言いましょうか、つまり葵サイドの視点や彼女の想
いにいまひとつ考え及ばないことがありまして効果的な使用を得られず、今回
のあなたの発言で先を越される事になったのは正直かなり口惜しいです。
しかも筆足らず考え足らずなりに言おうとしていたことも今回の内容で言わ
れちゃってて、これまた口惜しい。
ああ・・・・くそっ!
まあ、でも結局はそれだけ実のある話なので嬉しいんですけどね。》クリスマスで振られるのは「主人公を宿命に縛り付けたくない」という彼女なり
》の優しさという捉え方も十分出来ます。で、今回はこの件に関して依然として葵サイドの視点を欠いた気のある主人
公サイド偏重の視点で。
「宿命を持った黄龍の器である己」を認め、それを受け入れて今後の人生も
黄龍の器であることを重視しつつ重さを感じ続けていこうとする俺の主人公と
しましては、クリスマスで葵を誘って彼女がそれに応えてくれるのは「宿命を
持った菩薩眼の女性である己」を彼女が認め受け入れた証としてかなり重要な
意味を持っていますので、やはり「お友達でいましょう」はかなりこたえます。
そして「今日だけはひとりの女の子としてあなたの側にいたい」というクリ
スマスの言葉は、そのまま葵に返したい…あの時点で自分が黄龍の器であり更
に柳生との戦いを控えている身としては「今日だけはひとりの男として葵の側
にいたい」訳で。「今日だけは」だけどあの場合は絶対にそうしたいと。
菩薩眼の葵の側に自分が居たように、彼女にも黄龍の器である自分の側に居
て欲しいと強く望んでしまいます。
互いが黄龍の器であり菩薩眼であるのは宿命だとして、その宿命を見つめつ
つ握った手の暖かさも感じられるような関係を今(そしてこれからも)・・・・
と思いつつのクリスマスデートであるでしょうか。しかしながら、龍山老師がおっしゃっていたように「宿命を知り、それを精
一杯乗り越える」よりも、「宿命を知り、それを己の人生のひとつとして自己
の内に包み込みそれを常に意識しつつ生きる」人生を選択する俺の主人公を果
たして葵がどう見てくれるのか…
と考えると、あなたがおっしゃる葵の優しさ(「主人公を宿命に縛り付けた
くない」)が発揮される余地無しとは言い切れません。ある意味考え方として
宿命に縛られていると言えますし、そういう俺の主人公に対して葵がそういう
行動をとることは有り得ないことではないと・・・・思いながらもいざそうな
ったら絶対追っかけてつかまえてそのままでは済ませませんが俺は。こちらが葵とそして菩薩眼を見つめるのと同様、彼女にも自分と黄龍の器を
見つめて欲しいです。
決して互いに宿命と無関係に惹かれあったとは言いがたい関係であることを
承知の上で、宿命を厭わずに互いの身に備わったものと認めて絆を強くしてい
けたら、そう願いかつ希望しますね。BB.
02618/02618 ******** 中原 陵成 主人公と葵の事情(笑)序章
( 1) 98/12/16 14:21 02423へのコメント#2423 BB. さん
こんばんは、中原 陵成です。大変遅くなって申し訳ありません。
このツリーもなかなか深い話になって参りました。
もしよろしければ、このツリーを私のHPの方に転載したいのですが、よろし
いでしょうか?<BB.さん、CRSさんこちらの暴走論というのは、私なりの解釈を多分に含んだ内容であり、本編から
外れているという意味です(苦笑)
今回は、その暴走をちょっとばかり広げますので、ご注意の程を。
その上、その内容から断定的な表現が目立ちますが、あくまでも、中原がそう思
うだけですので、ご注意くださいませ。まずは、BB.さんからお話のありました、クリスマスについての考察なんです
が…今回は序章として、中原解釈の葵についての方から書いてみます。彼女の中では、菩薩眼というのは、権力者の騒動の一員であり、覇者の元にいて
救済の手をさしのべる存在でないと言うことです。
つまり、彼女の存在は、災いの元であり、自分の大切なものを傷つけてしまう。
(3話、12話)しかし、そのことはわかっていても、当人としては、離れていくことが
怖い。願いと(彼女の考える)未来の中での葛藤。動くことの出来ない自分への嫌悪。
そこら辺を彼女の基本思考回路の原則として仮定しています。3話で、初めての不安を感じ、それについてのとまどいを述べた時に、抱きしめ
てくれた主人公を周りとは違う[頼っても良い人]と言う風に感じたのではないでし
ょうか?
どちらかというと、甘え下手、甘えさせ上手の彼女ですから、どうしても無意識
に自分の弱みを隠してしまう傾向があると思います。
相談をしたときも、2話の時点で甘えてしまった(と考えているであろう)ところ
があるので、その時の延長で漏らしてしまったのは、いいとしてその後の展開(抱
きしめられての抵抗?)を想像するだけの余裕がなかった。つまり、無意識の甘え
だと思われます。
そこで、初めて上記の感情を意識するのではないでしょうか?その後、段々と距離が埋まっていく過程で、一つだけ彼女の不安があったと思う
のです。段々強くなっていく力とその意味。
そして、主人公への想い。
ここが一番問題だとは思うのですが、一話で「つき合ったことのない」と言う言
い方を小蒔がしていましたが、多分、この人は恋愛をしたことがないと思ってしま
うのです。
愛しいと思うことはあっても、[恋]と言う感情を理解していないのでは?と思え
て仕方がないのです。その感情が美里の中で理解し、意識するには時間が掛かると彼女の性格から考え
ておりますが、私の頭の中では、7話、12話に(正確に言うと8話も入りますが)伏線
があるのではないかなと考えています。つまり、比良坂嬢の存在です。
この続き、詳細は又後ほどUPさせていただきます。
02624/02646 ******** BB. 刮目して待ちます
( 1) 98/12/17 06:05 02618へのコメントお付き合いありがとう御座います中原 陵成様。
ツリーの転載については俺の方は全く構いません。
今回は序章ということで読むにとどめ述べるのは待ちます(疲れているとい
うハナシもありまして…)。あなたとの対話を通して己の葵を考える・見つめることが出来、また己が葵
に形が与えられていくような感覚がいつもあります。
同意・異論・新たな視点・今までの視点の再構成などなど、得るものが大き
いツリーだと。
…で、その結果色々と妄想を刺激され小話(SS)に走るというコトもあり
ますし。最初は「このゲームで書くのは俺には無理そうだな」と思っていまし
たが、あなたをはじめとしてここのパティオの皆様に色々と喚起されましたね。御都合よろしい範囲でこれからもよろしくお願いします。
あなたの美里 葵(そして彼も?)を楽しみにして BB.