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後書き

 各作品の後書きです。書き終えた感想や、思うことをいろいろ書いています。
 もしかしたら、追加等されているかも知れません(^^;

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鎮詠 -しずめうた-

 劉也話です。
 元禄編が始まる前ですね。
 手に入らない者の苦しさはいろいろありますが、元禄編って欲しいただ一つの[想い]だけがみんな手に入らないですね。
 元々は、光栄の時代から書こうかなと思ったんですけど、一番純粋の彼のものだけ書いてみました。人の弱さ、思いの強さを一番強く見せつけられたんで。
 嵐を押さえつけた先には、本当は何があったんでしょうか?

 二度目の元禄編が終わった後、OPを見たら無性に書いてみたくなりました。

 毎度のことながら、タイトルは造語です。

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風定 -かぜさだめ-

 中原オリジナル設定ですね。蛍話です。
 全ての始まり、御剣の使者に決まるまでというイメージで書きました。
 この話を書きたかったのは、平安編で蛍の話と最終的な主人公の詔を発した後の[神]の台詞。
 万葉を罪人として扱っている天が、なぜ天と違えるとも思える言葉を蛍に持たせたか。その問いを自分なりに解釈してみました。
 天も又、改革される必要があったのだと。それには、外の力が必要だったのではないか?
 そんな無謀な考え方なのですが、とにかく書いてみたくなりました。
 彼女のいう[とうさま]と話しているときの口調が幼いのは、無垢な所を出したかったんです。純粋なものというのは、しきたり等にはとらわれず真実を見ているところがありますので。
 一部では、あまり受け入れて貰えなかったんですが(^^;
 タイトルは、陰暦10月10日に行われるという風向きを占う儀式から。言葉だけで、実際はどういうものかわからないんですけど。

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恋唄-風刀-

 中原版、恋文とでも申しましょうか。螢であった万葉への返答とでも申しましょうか?
 勢いで書き始めた割には、照れが入っています(笑)
 平安編で、「世界よりも貴方が…」と言われて照れた人間の書く物じゃないと思いますが、やっぱり家の主人公は、神様より世界より仲間達、それ以上に万葉が大事なようです。
 煩悩なしの純粋な気持ちで書くと、これが限度です(T_T)
 タイトルは、身を斬りつける様な風の事をさすそうです。もしくは、仏教用語で死ぬとき、五大である風が体を分解していくことだそうです。
 初めは、あんまり考えていなかったんですけど、最後の[見逃してください]というのは、神様に向かって慈悲を求めているわけではありません。邪魔をされたら、激情に走って事を構えてしまうかも知れないから、そうしたら万葉を苦しめてしまうからです。暴走すると見境が無くなってしまうらしい(笑)

 

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