羽奏-うそう-

今日も又、人が集まってくる。
途を見つけ、死に場所を求め、自分の心を試すために。
中には僕が誘った事で来てくれる人がいる。
明日は彼らの灯火が消えるかも知れないのに、僕の手を取ってくれた。

故郷が焼かれ、大切な人を失って彷徨ってる人がいる。
僕は、あなた達の支えにはなったのでしょうか?
僕がここにいるのは、あなた達のやりたいことの手助けをするだけ。

だけど、これだけは忘れないで欲しい。
僕はあなた達の導き手じゃない。
言い換えれば、あなた達の命を奪うこともあり得る剣であることを。

僕は狂皇と同じ力を持つものだ。
忘れないで、僕は[君たちがいるから]彼とは違う途を辿ってるのだから。
僕がみんなの力をまとめられる力であるのなら、進んでその任を受ける。

だから、僕にみんなの声を聞かせてよ。
僕一人では、奇跡等起こせない。




貴方は、全てを手に入れた。
力も、権力も、そして人の憎悪、恐怖、嘆き。
全ては貴方の望むままに。

貴方は今、満足されてますか?
全ては奪うために存在し、手に入ったら、全て破壊することに。
そこには、僕の心もあったのですよ。

僕の大切なものが。

今日、貴方の"力"の一部から、話を頂きました。
これが貴方の"策"で、僕等からまた[何かを]奪っていくのかも知れませんが、これに乗るつもりです。
僕の心の一部を返して貰うために。

 

 

これは僕の私闘かも知れない。
君らは、自分の為だけに闘って欲しい。
僕は、奪われたものを取り返しに行くだけだから。


つぶやき

又、やってます(笑)
今度は幻想水滸伝2の対ルカ決戦直前です。
と言いながら、頭にあるのは、OPなんですけど。

見ながら書いていますが、後半部分の仲間の部分が悲しくて仕方がないんです。
本来なら、わくわくするはずなのに。
集まりは自分の意志じゃないかも知れないけど、自分の意志で仲間でいてくれる。想いを託してくれる。主人公を信じてくれる。そんな仲間達に、主人公が言えるのは、戦うこと。
だから、私の主人公は、みんなのためにじゃなく、[自分の為だけに]闘って欲しいと願っています。

自分も、自分の大切なものだけに闘ってるから、みんなもそうして欲しい。
勿論、彼の頭の中には、彼らと同じ世界を共有したいが為に闘うこともあるのですが。

みんなに対しての言葉と、数時間後には雌雄を決する相手に対しての言葉。
…風刀もそうだったけど、口調が幼いですね(笑)
いつも大人びた決断をしなければならない彼が一人の時には、こんな口調かなと。
家の主人公だけかも知れない(笑)

タイトルは至急の上奏文のことです。